2012年9月14日金曜日

若返る運動

④若返る運動


ウオーキング   ローリスク、ハイリターンのエクササイズ

善玉ホルモンが一挙に放出する玉手箱

注意すること 万歩計もつ 毎日30分 速歩(歩幅を広げ、手を大きく振る) UVケア(早朝、夕方など)



ウオーキングの他のエクササイズより優れた点

誰でもできる(高齢者、生活習慣病の持病者、運動の苦手な人、膝、腰の弱い人)

運動強度を自由に変えられる

手軽にいつでもどこでもできる

日常生活のなかで習慣化しやすい

怪我をする危険が少ない



善玉ホルモンが放出する玉手箱だといわれる所以は

インスリンの働きが高まり、糖質燃焼が活発になる  よって糖尿病予防

善玉コレステロールで血管の掃除屋さんHDLコレステロールが分泌 よって動脈硬化を予防し、血圧を下げる

脂肪細胞の善玉ホルモンであるアディポネクチンが分泌する 免疫力が上がりガンやウイルスに対し抵抗力が向上する 肥大した脂肪細胞からは悪玉ホルモンがでてガンができやすくなる

良質のミトコンドリアが増える、よって健康に長生きできるスタミナがつきます。ミトコンドリアとは細胞のエンジンのようなもので、燃費の良く、排気ガスが少ないものほど、効率が良いミトコンドリアだといえる。1個の筋肉細胞には2000個のミトコンドリアが住んでいると言われているが老化により減る。

体の酸化を防御する物質が増える。よって老化を予防できる

成長ホルモンが分泌する。よって元気が出る

癒しのホルモンであるセロトニンが分泌する。よって精神的ストレスが解消し幸福感が得られる

骨に重量がかかり骨が丈夫になり骨粗鬆症を予防できる



ウオーキングはいかなる高価なサプリメントより優れており、副作用もなく裏切ることはありません。まさにウオーキングはスーパーサプリメントです。こんな優れたエクスサイズはない。

若返る食事

③若返る食事


私は、炭水化物制限食あるいは糖質制限食を始めてから、 8年前80kgあった体重が2年間で60kgまで減量に成功した。しかも、この6年間リバウンドすることなく、また健康を害することもなく経過している。炭水化物制限食が最近まで糖尿病学会の中でも否定されてきた。今年になってやっと認める医師が増えてきた。

糖質は脳に幸福感を与えるのでストレスの多い現代社会では糖質中毒者が非常に多い、この中毒症状から脱却するにはある程度の覚悟が要ります。



この食事法は、減量は勿論、糖尿病、高血圧の予防にもなり、若返りや長寿のための食事法だと思う。

炭水化物はブドウ糖に分解されて脳や筋肉などを動かすエネルギーを作るために絶対必要なものとされていた。余分なブドウ糖は脂肪として貯蔵されているが、内臓に貯蔵された脂肪は内臓を痛めつけることがわかった。ブドウ糖が体内にない場合でも、脂肪を分解してエネルギーとして使えることが分かった。

もし、減量したいのなら、まず用意するもの。

 ①食卓秤  ②子供用茶碗 ③オリーブオイルかエゴマ油



炭水化物制限食とは、1食の糖質を30gまでにする

 1食ご飯60g(糖質20g) ビール350ml (糖質10g)

まず、炭水化物を探せ ご飯類 パン 砂糖 調味料 根菜類(ジャガイモ、蓮根、カボチャ)

白いものには注意  白米、精白粉、パン、パスタ、砂糖、GI高い

食べる順番  GI値小さい順  野菜>魚、肉>ごはん>果物



空腹をどうやって乗り切るか   空腹の時間は若返っている時間だと思い、楽しむ

間食は、甘いものは控えて、リンゴや炒り豆や昆布や小魚など炭水化物以外のものを選択してください。

炭水化物を制限するとインスリンを節約できるので糖尿病にかかりにくく、

インスリンが安定すると食欲コントロールが付きやすく、精神が安定する



インスリンを節約すると細胞の酸化ストレスも低下するため老化も抑えられる

スタイルの若返り

②若返るスタイル


前回は見た目の若返りの第一弾としてお肌の若返りを取り上げましたが、今回はスタイルの若返りを取り上げます

大手下着メーカーであるワコールは45年間に4万人の女性の体型の計測をしてきました。20歳代から50歳代までの30年間の追跡調査も100人を超えてます。

この調査で分かったことは、すべての人が同じ順序で体型変化をするということ

①バストが下がる

②お腹がでる

③ヒップが下がる

④ウエストに脂肪がつく

⑤ウエストのくびれがなくなる

しかし、体型変化の大きい人と少ない人のグループにわかれた

体型変化の少なかった人たちは25%いましたが、その共通点

①体脂肪が少ない

②持久力、筋力がある

④すぐ眠れる、ストレスをうまく解消できる

⑤生活習慣病をもっていない

また共通習慣があった

①よく歩く、姿勢に気を付けて生活している

②活動的な生活をしている

③食事を食べすぎず、バランス良く食べている

④ジャストフィットな下着をつけている



一方で体型が大きく変わった人は25年間でウエストが10センチ太くなり、腹囲がバストと同じサイズになり、体重も5kg増加しました。体脂肪も増加しました。

やはり、肥満が体型の崩れに大きく影響することが分かりました。

残念ながら、下がったバストとヒップは修復不可能だそうです。でも、ジャストフィットな下着をつけることで予防はできるようです。お腹回りは皮下脂肪を減らして筋肉を付ければまだ修復は可能なようです。そのために、筋肉トレーニングは欠かせません。週3回、20分自宅で習慣化してほしいと思います。

アンチエイジングは高額で手が出ないと勘違いしている人がいますが、意外と基礎的医学的知識さえあれば、お手軽に実践できることがおわかりかと思います。

ただ、日々の健康的生活を地道に積み重ねて行けるかというところに尽きます。継続は力です。是非、美しいスタイルを得るためにアンチエイジングに入門してほしいと思います。そうするとおのずと体の中身も健康を維持でき幸せな老後が約束されると思います。

見た目の若返りから始めるアンチエイジング

①若返る肌


アンチエイジング医学とは日本語で抗加齢医学といい、加齢に伴う老化現象の速度を遅らせるための予防医学、究極は若返りです。

今回のテーマは見た目の若返り

アンチエイジング医学のなかには、見た目の若返りを扱う美容医療の分野があるけれど、一般的な認識としては、胡散臭いし、高額そうだし、不自然だし、医療ミスも耳にしたりする。あまりよいイメージはないように思う。しかし、多くの人が見た目の若返りを望んでいるし、美容医療の世界はここ10年で医学的に飛躍的進歩を遂げている。最新の高額器械を駆使した美容術は沢山ありますが、今回は、お金をかけなくてもできる最新の医学情報をお話します。

前半はお肌とスタイルの若返りの方法

後半は見た目だけでなく体の中身も若返る食事法と運動法についてお話します。

さて、あなたは加齢に伴って心配しているところはどこですか?という4000人の平均年齢41歳の日本人男女のアンケート調査をしました。女性の場合、8割が見た目、2割が体の中身でした。見た目のダントツがお肌で、2位以降はおなか回り、髪、お尻、首の順でした。男性の場合は5割が見た目でした。1位が髪、2位がおなか回り、3位がお肌でした。

平均年齢70歳のアンケート調査だと、体の中身の心配がほとんどでガン、認知症、寝たきりの心配が増えます。

年齢によって、深刻度合いはこのように違いはありますが、最初の老化がお肌、スタイルで、最後の老化がガン、脳や筋肉の機能不全だというだけなのです。

しかも、老化の始まりは18歳頃ですから早めにアンチエイジングに取り組んだほうが効果的です。

まず、興味のあるこの見た目の若返りから始めることが長続きするような気がします。見た目の若返りのためにおのずと健康的な日々の生活の積み重ねが要求されますし、この生活の持続が結果的に体の中身を若く保つことに繋がります。

見た目が若い人ほど長生きするという報告があるくらいですから。

さて、本題です。

①若返るお肌

老化肌 シワ、タルミ、シミ、クスミ、乾燥、キメの粗さ 

肌老化の原因  外因性(紫外線と喫煙とストレスと放射線)と内因性(皮脂の酸化とコラーゲンの糖化と腸内悪玉菌と骨粗しょう症)

紫外線 シワとシミの大きな原因 UVケア 

タバコ 一日一箱10年間で2年分のシワが加算される

ストレス 眉間にシワ、額にシワ 精神的ストレスで顔の表情筋を緊張させている リズム運動やウオーキングでセロトニン分泌を良くする

放射線 活性酸素によって皮膚細胞破壊 ビタミンCの内服

皮膚皮脂の酸化 シワ、シミの原因になる 抗酸化剤(CoQ10やアスタキサンチンの塗布と内服)

コラーゲンの糖化 砂糖を炒めると茶色いカラメルに変化するようにコラーゲンに糖分が付着して破壊していく。キメの粗さ、シワ、クスミの原因 糖質制限 ストレッチ運動、ドクダミのハーブ茶による解毒作用

腸内悪玉菌 肌年齢は腸年齢に連動する。善玉菌であるビフィズス菌がストレスや運動不足や野菜不足で減る。悪玉菌であるクロストリジウム菌が増えると腐敗物質がでて肌荒れやアトピー性皮膚炎をおこす ヨーグルトなどの乳酸菌をとる

骨粗鬆症 顔の骨も老化により小さくなる。目がくぼみ、顎が飛び出てくる。骨が小さくなると皮膚にタルミやクボミができたり、深いシワがでるカルシウムやマグネシウムやビタミンDを内服しておくことをお勧めします