2011年3月4日金曜日

老け顔の原因は頭蓋骨崩れ


(Health & Beauty Review 2011年2月号掲載引用)

顔のシワやたるみは、頭蓋骨の老化とも関係しているという論文が、アメリカの美容医療の雑誌「Plastic and Reconstructive Surgery Jounal 2011年1月号」に掲載されました。

今までは、コラーゲン繊維の劣化や保湿力の低下などの皮膚老化が顔のシワとたるみの原因とされておりましたが、実は頭蓋骨の老化、つまり骨粗しょう症も原因だと言うことです。

この研究は白人男女120人を対象に若者(20~40歳)、中年(41~64歳)、老人(65歳以上)に分類して分析してます。

特徴を言うと、上顎の突出(前歯が出歯になる)、下顎の突出(しゃくれ顔)、眼窩の拡大(目のくぼみ)。このイラストの左から右に頭蓋骨の形状が変わるわけで、わかり易く言うと、人間は老化すると、猿人類に戻るということ。確かに、身の回りの御老人を見ると、背中が曲がり、顎が突き出て目が窪んで、お猿さんに似ている人を見かけますよね。

美容形成外科でいくら、たるんだ皮膚を持ち上げたり、カットしたり、窪んだ処にヒアルロン酸で膨らましたりしても、なんか不自然なのは頭蓋骨の骨格が変形しているからなんですね。

徹底して美容形成をするなら骨の形成が必要ということになります。これから先、医学は進歩するので骨格の手術は盛んになるかもしれません。

できることなら、猿人類になる前に、顔の老化も遅らせたいというのが人類の希望でしょう。ならば、骨粗しょう症との戦いと言うことになります。

骨粗しょう症は女性ホルモンと非常に相関します。閉経後、女性ホルモンは著明に低下しますから、女性にとって骨粗しょう症は気を付けなければいけません。女性ホルモン類似物質のイソフラボンが含まれる大豆製品を適度に取ると良いようです。

また、骨の代謝は、運動やカルシウム、ビタミンDなどの栄養が必要です。

さらに、ストレスをため込まないように笑顔を忘れずに前向きな生活をすることも若々しい容貌を保つ秘訣でしょう。

あなたは、どちらを選びますか?

娘時代の若々しい美貌でいたいですか?それとも、しわだらけのお猿さんでいいですか?
かわいいお猿さんなら、そんなに悪くはないかな?