2010年9月17日金曜日

長寿遺伝子をオンにする方法②運動(入門編3)

長寿遺伝子のスイッチをオンにする方法の2つ目は運動をすることです。

運動をするとエネルギーの見張り番であるAMPキナーゼが活性化して長寿遺伝子のスイッチをオンにします。

私たちの先祖は1万年前サバンナを毎日20kmから40km移動して獲物を獲って生きていたわけです。サバンナを生き抜いてきた遺伝子が現代の我々の身体の中に脈々と受け継がれていたのです。

しかし、現代人はファーストフードやコンビニ食といった便利で安価なエサで飼いならされた家畜のような生活で、筋肉を動かせば回転するはずの代謝が不完全燃焼を起こしている状態であります。

運動をすると細胞内ではどんなことが起きるかと言うと、細胞内のエネルギー製造工場であるミトコンドリアが増えて効率のよい馬力の強いエンジンを持った細胞が増えます。しかも燃費のいいエコノミーで良質なミトコンドリアが増える為に排気ガスも軽減するのです。

排気ガスが減れば、有害な活性酸素も減ります。さらに、抗酸化酵素を生産する活性酸素防御機構も活発に働き、活性酸素を消してくれるわけです。活性酸素が減れば老化は予防できるということです。

それだけではなく、運動すると沢山の特典があります。脳から癒しのホルモンであるセロトニンが分泌します。それによってストレスに強くなります。

脂肪細胞からは善玉ホルモンのアディポネクチンが増えて、代謝を良くし、動脈硬化を抑えます、若返り作用があります。

さらに脳からは成長ホルモンがでて、免疫力が強化されます。

運動はアンチエイジング指導医がお薦めする最強のサプリメントだといえます。しかもタダですから尚更よいですね。

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